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161 由家[sage]05/11/09 19:29 ID:Y8+9tCoy0
|・ω・)…続き、いい?
162 食堂委員長 ◆7qRx8xrwgo [sage]05/11/09 19:31 ID:ncoH61yi0
>>161
おいでカモンカモンカモン♪
163 由家[sage]05/11/09 19:31 ID:Y8+9tCoy0
「俺……」
沈黙を、俺の声が破る。
「……この家に残るよ」
「…っ!」
「おにい、ちゃん……」
藍が、泣きそうな顔をして必死に声を殺している。
千羽が、感極まったという表情でやはり涙を堪えている。
「そう……それじゃあ、仕方ないわね」
ごめんなさいね、と、誰に宛てたかわからない言葉をおばさんが言って、
そのまま申し訳なさそうな顔で立ち上がった。
「ほら、立ちなさい藍」
「うっ…っ…んっ…く」
嗚咽をこぼし、藍がおばさんに手を引かれ立ち上がる。その横でおじさんも合わせるようにゆっくりと立った。
「あの……」
「だめよ由家君、こういうときは黙って見送らなくっちゃ。ね?」
「……はい」
164 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]05/11/09 19:31 ID:OUnpItGu0
かもwwwん
165 由家[sage]05/11/09 19:38 ID:Y8+9tCoy0
―――そして、再び玄関前。外へ出る家族を俺は見送っている。
「そうそう、由家君」
「? はい」
「男は黙って見送るか……とびっきり男前な顔して送ってあげなくちゃね?」
「っ……はい!」
走って、おばさんたちよりも先に帰った藍を探した。
おばさんが言っていた角を2つ曲がったところに、藍と、俺の来るはずだった家があった。
「……どうしたんですか? 由家さん」
「ああ、いや……家、ほんとに近かったんだな」
「もぅ…そんなことを言うために、わざわざ走って追いかけてきたんですか?」
166 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]05/11/09 19:38 ID:BUvUdOYV0
ここで内緒話
こういう時に迷わず1を選ぶ(例え千羽狙いだとしても)僕は変ですか?
167 由家[sage]05/11/09 19:38 ID:Y8+9tCoy0
少し拗ねたような藍の口調。
懐かしい少女の、変わらぬ様子だった。
「…いや、ちがう、ちがう。そんなことを言いに来たわけじゃなくてだな」
言葉が上手く出てくれない。
こんなときに、この少女にどう言ってやればいいのかがわからない。
普段軽口ばかり出るのに、肝心な時に固まってしまう自分の口が恨めしい。
「……」
「………」
小さな頃、よく一緒に遊んでいた少女。
それは8年経った今でも変わっていなくて、
「……またいつでも、家に遊びに来いよ」
「…………」
俺は、それぐらいのことしか言ってやれなかった。
しばらくの沈黙。
時間にして5秒ほどだろうか、途中、喉をしゃくりあげる音が聞こえた気がした。
「……うん、兄さん」
微笑んで、
少女は家路に着いた。
168 由家[sage]05/11/09 19:40 ID:Y8+9tCoy0
「ただいまー」
来るはずだった家から戻り、俺は長い息を吐いた。
まったく、なんだってこんな重い話になってんだよ、と。
エロゲーの神に文句の一つも言ってやりたくなる。
どことなくアンニュイな気分で夜を迎え、さっさと寝ようと自室へ戻ろうとすると、
案の定、部屋には俺の妹の姿があった。
「お兄ちゃん……?」
「うん」
「その……なんでも、ない」
「そうか」
「……うん」
ぎこちない空間。
こういうのは、らしくない。
非常にらしくないので、
「……一緒に寝るか?」
「ふぇっ!?」
俺が塗り替えてやる。
それも極彩色の、すげぇ色に。
「なんだ? 寂しくなってお兄ちゃんの部屋に来たんじゃないのか?」
「ぁ、ぅぅ……」
ああ、困ってる困ってる。でら可愛いなマイシスター。
169 由家[sage]05/11/09 19:48 ID:Y8+9tCoy0
「さぁさ、カモーン千羽ちゃーん」
「おっ…おにいちゃんっ!」
ベッドに先に入り、一人分のスペースを開けて布団をぽんぽんと叩く。
真っ赤になって声を上げる千羽。それでも布団に入ってくるあたりがお兄ちゃんは大好きだぞ。
「安心しろ、ちゃんと居てやるから……」
柔らかい髪を、梳くように撫でて言った。
男なら黙って見送るか、とびっきり男前な顔して―――
「……な?」
「う…ん……」
「よしよし」
「ぅ〜……」
その日、俺の腕の中で少女は、とても穏やかな顔をして眠りについた。
170 由家[sage]05/11/09 19:50 ID:Y8+9tCoy0
|・ω・)…終わりじゃぼけぇ
>>166
あるあるwwwwwてかそう思ったんなら貴様1を選ばんかいwwwwwwwww
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